第111回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会

会長挨拶

第111回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会開催にあたって

 この度、第111回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会を担当させて頂く奈良県立医科大学附属病院中央内視鏡部の美登路昭と申します。伝統ある本会の会長を拝命し恐縮するとともに、教室員共々大変光栄に存じております。このような貴重な機会を与えて頂いた内藤裕二支部長はじめ、近畿支部幹事の先生方に深謝いたします。
 第111回は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が5類感染症に移行してから約半年後の開催となります。多くの学会が現地参加に回帰する流れのなかで、特に支部例会は若手の先生方に現地で活発に討論して頂くことが重要と考え、現地参加での開催としました。尚、Web参加の利便性も鑑みて評議員会と女性内視鏡医のキャリアサポート企画に関しては第110回と同様にhybrid形式としましたが、評議員の先生方に於かれましても若手医師にとって貴重な経験になりますので可能な限り現地にて討論に参加して頂ければ幸甚です。
 プログラムは、シンポジウムとして胆道感染症・膵炎に対する内視鏡診療の現状と課題、膵癌・胆道癌に対する内視鏡診療の現状と課題、パネルディスカッションとして炎症性消化管疾患に対する内視鏡診療の現状と課題、内視鏡診療のリスクマネージメント、ワークショップとして消化管腫瘍に対する内視鏡診療の現状と課題、消化管出血に対する内視鏡診療の現状と課題の6つの主題セッションを設けました。また、一般演題に加え、若手奨励賞の対象となるYoung Endoscopist Session とFresh Endoscopist Sessionも従来通り企画したところ合計179演題の登録を頂戴できました。心より御礼申し上げます。
 尚、日本消化器内視鏡学会では女性内視鏡医のキャリアサポートに注力しており、今回も近畿支部女性内視鏡医の親睦、意見交換等を目的とした企画をhybrid形式にて行います。
 スポンサードセッションは、ランチョンセミナー、コーヒーブレイクセミナーにて様々な分野で最新の話題をエキスパートの先生方にご講演頂く予定です。
 末筆ではございますが、演題登録を頂いた先生方、司会、座長をお願いした先生方、近畿支部事務局の皆様、評議員の先生方、協賛企業の皆様を始め、本会の準備にお力添えを頂いた全ての皆様に深く御礼を申し上げます。当日は現地での多くの会員の皆様による活発な討論を祈念しております。会員の皆様におかれましては、本会の準備、運営に際し引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

第111回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会
会長 美登路 昭
(奈良県立医科大学附属病院 中央内視鏡部)

▲ Page Top