第111回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会

演題登録

演題登録期間

2023年6月7日(水曜日)~2023年7月12日(水曜日)正午迄
2023年7月26日(水曜日)正午迄 延長しました。
演題登録を締め切りました。ご応募いただきありがとうございました。

演題登録方法

下記の募集演題をご確認いただき、「新規登録」ボタンより登録をお願いします。
「演題名・抄録本文」の合計文字数は全角1,000文字です。

主題(シンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップ)の演者数は、発表者を含めて5名までといたします。演題登録についての注意事項は登録ページに記載いたします。ご不明な点がありましたら第111回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会運営事務局までメール(jgeskinki111@sunpla-mcv.com)でお問い合わせください。

すべての発表はPCプレゼンテーションとします。スライド発表はできませんのでご注意ください。

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募集演題

〈シンポジウム〉(公募)
胆道感染症・膵炎に対する内視鏡診療の現状と課題

司会 竹中  完(近畿大学病院 消化器内科)
   小林  隆(神戸大学大学院医学研究科 内科学講座 消化器内科学分野)

 結石や悪性疾患を背景にした胆道感染症に対しては、内視鏡による経乳頭的治療が広く行われてきた。困難例に対しては、経口胆道鏡や電気水圧衝撃波などを用いた治療も行われ、術後再建腸管例に対してはバルーン内視鏡を用いた治療も行われている。近年ではEUSを用いた経消化管的な治療が目覚ましい発展を遂げ、EUS-HGSやEUS-CDSのみならず、内視鏡治療の役割が限定的であった急性胆嚢炎に対してもEUS-GBDが報告され、胆道感染症に対する内視鏡治療の可能性はますます拡大している。また、膵炎後の被包化壊死に対するEUS-CDとそれに続く内視鏡的ネクロセクトミーや、慢性膵炎に対するEUS-PDなど経消化管的治療が発展しつつある。一方で膵石、膵管狭窄、膵液瘻に対しては経乳頭的処置も未だ重要な選択枝である。本セッションにおいては、胆道感染症や膵炎に対するこれら内視鏡診療の現状のみならず、手技の選択基準、標準化、教育などの課題についても幅広く演題を募集し、活発な議論を行いたい。

〈シンポジウム〉(公募)
膵癌・胆道癌に対する内視鏡診療の現状と課題

司会 小倉  健(大阪医科薬科大学 消化器内視鏡センター)
   山下 泰伸(和歌山県立医科大学 第二内科)

 膵癌・胆道癌は予後不良例が多く、早期診断・治療が課題である。診断においては、超音波内視鏡を用いた早期膵癌発見への取り組み、胆道癌においてはデジタル型胆道内視鏡を用いた進展度診断、ERCPにおける胆汁・膵液細胞診採取の工夫が行われている。また、治療においては、胆道腫瘍に対する胆管内ラジオ波焼灼術、癌性疼痛に対する超音波内視鏡腹腔神経叢ブロック、胆道閉塞に関しては従来のERCPによるドレナージに加え、EUS下のドレナージも盛んに行われるようになり、至適ドレナージ方法の選択など、従来からの基本的技術の改良や若手医師への教育方法なども依然として重要な課題である。本セッションではさまざまな膵癌・胆道癌に対する内視鏡診断・治療の現状と成績や手技の工夫に関しての取り組みや限界、今後の展望について様々な切り口から幅広く演題を応募する。

〈パネルディスカッション〉(公募)
炎症性消化管疾患に対する内視鏡診療の現状と課題

司会 榊原 祐子(大阪医療センター 消化器内科)
   本澤 有介(関西医科大学 内科学第三講座)

 炎症性腸疾患(IBD)診療において内視鏡は重要な役割を担っており、その目的は診断のみならず、治療の効果判定、炎症性発癌のサーベイランス、腸管狭窄に対する拡張術など非常に多岐に渡っている。近年、IBD患者の長期予後の改善を目指して、具体的な治療目標を設定したTreat-to-Target(T2T)の概念が導入され、IBD診療における内視鏡の役割はますます大きくなっている。またAIを用いた内視鏡粘膜評価や新しい小腸内視鏡も登場するなど従来の診療とも異なる新たな展開も迎えている。治療面においては潰瘍性大腸炎関連腫瘍やクローン病狭窄病変に対する内視鏡治療などが行われているが長期予後の観点からみた報告例は多くない。これら現状を踏まえ本パネルディスカッションでは、クローン病や潰瘍性大腸炎のみならず他のIBDも加えた各施設の現状や新しい取り組みについて症例数を問わず広く演題を募集し、今後の炎症性腸疾患診療の可能性について活発な議論を行いたい。

〈パネルディスカッション〉(公募)
内視鏡診療のリスクマネージメント

司会 北川  洸(奈良県立医科大学附属病院 消化器・代謝内科)
   奥川 卓也(兵庫医科大学 消化器内科学講座)

 ESDをはじめとする内視鏡治療の進歩により、高難度の治療が安全に行えるようになった一方で、十二指腸腫瘍の内視鏡治療のように偶発症の発生頻度が高い手技も存在する。また消化管出血においては、内視鏡治療を断念しIVRや外科的治療の判断が必要となることもある。治療内視鏡以外でも、鎮静に関連する死亡事故や、下部消化管内視鏡の前処置による腸閉塞・腸管穿孔の報告もある。一方胆膵領域では従来のERCPのみならずEUS関連処置の進歩が目覚ましいが、高齢者などハイリスク例への対応、抗血栓薬の継続・中止の判断、鎮静の方法、検査中のモニタリング、コメディカルスタッフとの連携など、多岐にわたるリスク管理が必要となる。さらにCOVID-19の流行は内視鏡診療における感染対策のあり方にも変化をもたらした。本セッションでは、各施設におけるリスクマネージメントについて御提示頂ければと思う。診断・治療内視鏡、消化管・胆膵領域を問わず広く演題を募集するので、多数の応募を期待している。

〈ワークショップ〉(公募)
消化管腫瘍に対する内視鏡診療の現状と課題

司会 中西 祐貴(京都大学 消化器内科)
   木村 英憲(滋賀医科大学医学部附属病院 光学医療診療部)

 消化管腫瘍に対する内視鏡診療は飛躍的進歩を遂げている。スコープの進化に伴い、通常観察が容易になるのに加え、NBIに代表される画像強調内視鏡技術の発展は目覚ましく、TXIやRDI、LCIといった新たなモードが開発されている。AIや超拡大内視鏡診断も実用化される時代となり、診断成績は大きく向上した。治療に関しても、各種デバイスの開発やポケット法、トンネル法などESD手技の確立、Cold snare polypectomyやUnderwater EMR、LECSなども全国的に普及しつつある。一方で、オプションの拡充により、臓器、部位、サイズによっては適用となる内視鏡手技が複数あるため、施設間で治療方針にばらつきを認めるのが現状であり、今後もエビデンスの蓄積が求められる。本ワークショップでは、上下部内視鏡診療において、各施設が取り組む様々な研究の成果、日常臨床における工夫や問題点、有用な診断法・治療手技などに関し、1例報告を含めて幅広く演題を募集し、今後の課題と解決策について有意義な議論を持ちたい。

〈ワークショップ〉(公募)
消化管出血に対する内視鏡診療の現状と課題

司会 河内屋友宏(社会医療法人ペガサス 馬場記念病院 消化器科)
   今本 栄子(JCHO 京都鞍馬口医療センター)

 日常診療において消化管出血は遭遇する機会が多い病態です。高齢化に伴って、多彩な併存疾患を有する患者、および抗血小板薬/抗凝固薬/NSAIDsの服用者が増加しており、より重篤な転帰を経験する機会も多く認められます。またESD、ESTなどの内視鏡治療普及に伴い、それに関連した出血は誰しも一度は経験しているものと思います。消化管出血に対する治療としては、内視鏡的止血法が主として選択されますが、我々医療者には内視鏡のタイミングや処置の侵襲性を含め、背景を考慮した判断と対応が求められます。本ワークショップでは、食道から大腸までの全消化管に発生する消化管出血を対象として、病態に応じた内視鏡的止血法の選択や止血手技の工夫、内視鏡治療の限界とIVRや外科手術のタイミング、併存疾患への対応などについて、発表していただきたいと思います。明日からの実臨床に役立つ有意義なワークショップになることを期待しています。

〈一般演題〉(公募)

〈Fresh Endoscopist Session〉(公募、近畿支部奨励賞対象セッション)

研修医(卒後2年以内)からの教育的な症例報告

〈Young Endoscopist Session〉(公募、近畿支部奨励賞対象セッション)

専修医(卒後3-5年目迄)からの萌芽的演題(臨床研究・基礎研修・症例報告)

演題応募における倫理審査について

 本学会では、倫理指針(2023年版)及び関連資料等について2022年12月1日に改定し、2023年1月1日施行となりました。
 つきましては、2023年1月以降の演題募集受付(総会(第106回)及び支部例会から対象)から「JGES 演題登録時 Medical ethics 申請(2023年)」(更新2022年12月1日)※に基づいてご登録いただきますようお願い申し上げます。
 詳細につきましては近畿支部ホームページ(https://plaza.umin.ac.jp/jges-kinki/)の『倫理審査について』をご参照ください。

日本消化器内視鏡学会近畿支部例会における若手研究者の表彰について

 受賞対象者は、演題発表時に医学部卒後2年以内の『研修医』と卒後3年から5年の『専修医』です。合計5名程度を支部例会当日に選考し、評議員会で報告した上で表彰式にて表彰状と奨励金を授与します。さらに、受賞者は翌年春の日本消化器内視鏡学会総会に招待され、旅費、宿泊費、学会参加費、評議員懇親会費が学会本部から支給されます。
 若手医師が発表する演題を一般演題と区別する必要がありますので、研修医は『Fresh Endoscopist Session』に、また専修医は『Young Endoscopist Session』に応募してください。
 それ以外のセッションに応募された演題は選考対象になりませんので、演題申し込みの際には十分ご注意願います。多数の若手医師の応募を期待しています。

利益相反の開示について

 日本消化器内視鏡学会では、平成24年3月1日より、本学会における『臨床研究の利益相反に関する指針及び同細則』を施行しております。近畿支部においても、この指針及び細則が適用されますので、演題を発表される先生は近畿支部ホームページ(https://plaza.umin.ac.jp/jges-kinki/)の『利益相反(COI)について』を参照のうえ、運営事務局への申告書の提出ならびに発表の際の開示をお願いします。

演題登録に関するお問い合わせ先、COI申告書のご提出先

【運営事務局】
株式会社サンプラネット メディカルコンベンションユニット
〒112-0012 東京都文京区大塚3-5-10 住友成泉小石川ビル6階
TEL:03-5940-2614 FAX:03-3942-6396
E-mail:jgeskinki111@sunpla-mcv.com

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